| ０． | とりあえずあなたの名前を。 |
| 有澤真貴です。
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では参ります。
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| １． | 跡部さん、目覚ましが鳴っていますよ。 |
| 「・・・・。」
無言で止めます。スヌーズ設定(繰り返し鳴る機能)になっていて、５分おき６回で終了のため、５回目でoffにし、ようやくベッドから出ます。自室にあるシャワールームでシャワーを浴びてから朝のフットワークに出ます。
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| ２． | 朝ごはんも用意できていますが。 |
| 「いただきます。」
勿論いただきます。朝は食欲があろうとなかろうと、食べなければなりません。その日一日が持たないからです。授業中にお腹を鳴らすわけにはいかないのです。挨拶もちゃんとします。
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| ３． | 学校は車で行きますか？どうなされますか？ |
| 「歩きます。樺地もいますし、大丈夫です。」
それなりに学校も近く、車で行く方が帰って不便なので中学生になってからは徒歩です。因みに両親や祖父母に問われた場合敬語を使います。
・・・樺地との時間を大切にしているということは公然の秘密です。
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| ４． | 樺地が迎えに来ています。声掛けてあげてください。 |
| 「行くぞ樺地。」
「ウス。」
家を出たとたんに言葉遣いが地になります。いや、基本的に家でご家族の方がいらっしゃらなければ地ですが。二人のお話の内容は、二人にしか分かりません。
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| ５． | 今日も授業が６時間でその後部活です。 |
| 「・・・面倒くせぇな・・。」
でもちゃんと授業に出ます(笑)。サボるという強硬手段には早々出ません。
・・・ということはまぁ、例外も存在するということですよ。
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| ６． | あ、消しゴムがペンケースに入っていませんけど。 |
| 「・・・。」
推測①ジローから借りた。(盗ったとも言う)(どうせ使わない)
推測②宍戸が半分くれた。(カッターで切ったらしい）
推測③購買で買った。(１５０円)
推測④今日は一日間違わずに書くことにした。
・・・④希望。
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| ７． | 前の席でジローが寝ていますよ。 |
| 「(羨ましいことしてんじゃねーよ。)」
起こすというのも萌えますが(笑)、基本的に部活で起きていればいいかと思いました今日は(笑)。
テスト前は起こします。それさえ出来ていれば別にいいかと思っています。むしろジロちゃんが少し羨ましいようです。
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| ８． | ・・・狸寝入りだったようです。 |
| 「何やってんだテメー！」
「ぎゃー。あとべが怒ったー！わー！」
ジロちゃんが不自然に笑ったので気が付きました。ちょっと幸せな気分でジロちゃんを見つめていただけに、羨ましさは怒りに転換されたようです。
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| ９． | 宍戸が宿題を忘れたそうです。 |
| 「跡部ー！頼むっ！見せてくれっ！」
「何で俺が見せてやんなきゃなんねーんだよ。」
「あーもうっ。そんなことゆってる場合じゃねーんだよ！アイツ(先生)今日の分宿題倍にするだろっ。そしたらお前も困るだろっ！」
一応渋りますが結局見せてあげます(笑)。
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| １０． | 忍足が「跡部ー！辞書貸してーなー！！」と教室の前のドアから叫びました。 |
| 「・・・・。」
「なっ、痛いわっ。何すんねん～。」
「人の名前を教室で叫ぶんじゃねーよアーン？」
「ほなってしゃあないやん。」
「限度ってモンがあんだろっ！」
蹴り倒しました。
因みに忍足は宍戸に辞書を借りて帰っていきました。宍戸さんが持っていなかったら貸してあげるつもりだったので、ちょっとご不満の様です。
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| １１． | 次は榊監督(４３)の音楽の授業です。 |
| 「結ぶ友愛～。」
「・・・・。」
歌うのは嫌いじゃないんですが、榊監督が音楽の授業の度に校歌を歌わせるのはどうかと思っています。太郎は自ら必死に歌います。ピアノを任されたときは勿論素晴らしい腕前を披露します。自分は歌わなくてよくなるので喜んで引き受けます。
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| １２． | 日吉が外へ体操服で出て行きます。どうやら次体育のようです。 |
| もうすでにチャイムは鳴っています。日吉は少し急いでいたらしく、何もないように見えるところで一人転びました。急いで飛び起きて周りをキョロキョロしています。誰かに見られなかったかを気にしているようです。
「・・・・っ。」
「跡部？」
「いえ、なんでもないです。」
こちらの授業にも先生が来ていました。笑いを堪えたところを発見されましたが、笑顔でスルーします。
・・・。後でからかってやろうと思っています。
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| １３． | 滝がカップケーキをくれました。どうやら調理実習だったようです。 |
| 「何だか任されちゃってね。」
「本当にお前は器用だな・・・。」
別にお菓子作りを趣味としているという話を聞いたことは無いのですが、それは大変上手でした。甘いものが得意でない自分にも食べられました。滝は別に料理が好きとかいうのではなく、そういうことが器用に出来る人です。結構上手くいったので、嫌味じゃなく跡部に試食させようと持ってきました。
美味いと言わせたかったようです。
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| １４． | 部室に行くと鳳が泣いていました。どうしたんでしょう？ |
| 「・・・・。」
「跡部ひゃん・・・・。」
「何やってんだてめぇ・・・。」
「ぱとらっひゅがかわいそうです～！！！」
・・・某名犬のお話(？ちょっと違う)を思い起こさせられたようです・・・。この間も某少女の感動物語について泣けますとか言っていました。・・・どうやら自分と同じ学年の誰かがわざと鳳に聞かせたようです。鳳は泣き虫とかそういうわけではないのですが、感動ストーリーには涙腺が緩いんです。それをからかって遊びたくなる気持ちが分からないでもないですが、とりあえず誰だったのか聞きだしその元凶には後で外周を走らせてやろうと思いました。
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| １５． | 向日が飛び跳ねて転びました。膝を擦りむいています。 |
| 「跳ねるなら自分で制御できるように跳ねろ。」
「う・・・・怒ってる？」
「当たり前だ。練習が滞る。」
誰かにやらせようかと思ったのですが、さきほど鳳の件で忍足を走らせてしまったので自分がしてやることにしました。向日はバランス感覚がいいので普段はそう簡単に転んだりしません。手当てをしつつ、ひねったりしていないか確認し、人から見たら文句を言っているようでちゃんと注意を促しています。
・・・初めてcoolな行動が出来ました。
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| １６． | 部活が終わりました。皆がマクド○ルドに寄ろうと言っています。 |
| 「あぁ？」
「Ｅ－じゃん！たまには！行こっ！」
「なんで俺が・・・」
「何も食べなくてもいいからさっ！」
覚醒ジロちゃんに引っ張られます。ジロちゃんには弱いので渋々着いていきます。ジロちゃんに誘わせたみなの思惑通りです。放課後に皆で何処かへ行くのは珍しいです。こういうときは別に食べるのが目的ではなく、話したり騒いだりするのが目的です。文句を言いつつ、行ったら行ったで楽しいです。そんなことを口にはしませんが。
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| １７． | 帰宅しました。 |
| 「ただいま帰りました。」
誰か家族がいれば必ず挨拶をしにいきます。一度部屋へ戻り着替えてから夕食。先程皆と立ち寄った場所では本当に何も食べませんでした。嘘です、文句を言いながら少しつまみました。向日やジローはアレだけ食べて家に帰って夕食を取れるのかと首を捻りたくなりました。もう２０時前です。
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| １８． | 疲れましたが、宿題があります。 |
| 「・・・・。」
当然やります。手を抜くはずがありません。どうせ時間が掛かるだけで難しい物でもないのです。きっと明日の朝練の時か休み時間に、誰かに(見せてくれと)請求されると思われます。
・・・見せてあげますよ？
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| １９． | １１時半です。あ、携帯の着信を知らせるライトに今気が付きました。 |
| 「・・・。」
開くとメールの着信でした。着信されてから時間もたってしまっていて面倒臭そうですが、結局返すらしいです。これで相手が起きていなかったら明日蹴り倒すとか思っています。幸か不幸か返事は直ぐ戻ってきました。何度続くか分かりませんが、起きている限りは返してやろうという心積もり。
相手は誰かって？内緒です。
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| ２０． | ようやく今日も終わりです。お疲れ様でした。 |
| 時間的にそろそろ眠らなければ明日に響きます。今日中にやらなければならないことは漸く終えたようです。後は風呂に入って眠るだけ。
本当にお疲れ様でした・・・・。
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